07/04/12


こっから先はデンジャーゾーンです。
萌え感想と違い、「青嵐」にダメ出ししてます要注意!
そんじゃ逝ってみましょう、ぶっちゃけ感想。





まずは軽いジャブから‥

しゅしゅしゅ秀麗!!??

あわわわこれ以上秀麗追い詰めないで下さい〜
ワタシてっきり秀麗は不妊症かなんかだと思ってたんですけど‥
え、白血病とか血液関係の病気??
死なないとは、死なないとはわかってるんですが‥
秀麗が心配過ぎるんであんまり過酷な運命用意しないで下さいね、先生!




初登場の十三姫。





夢の主人公ぽいね!

おかげさまでビジュアルは好きなんだけどイマイチ‥
でも静蘭に嫌味言える貴重な人物なんで、

もう静蘭とこお嫁に行けばいい

な〜んてものすごく十三姫に可哀相なこと考えてます(笑)




悠舜さん、容赦ねー!!
\(*^▽^*)/


い、いちおリオウくんは子供なんで‥
や、子供でももう十越えてるし、責任ある官位にも就いちゃってるしね‥
あああでも 「顔は穏やかなのに目は真剣」 ってめちゃ怖いです!!
ホント、リオウくんは王都来てから波乱万丈ですねー
正確に言えば「紅秀麗」に関わったときからですが!タンタンと同じ!(笑)
今回はグダグダな王様に正論言えばママに怒られるし、官位めちゃ下の絳攸の使いっぱにさせられるし‥
劉輝・楸瑛に続く不憫さんなのに不憫に思われないのはオットコマエだからでしょうね!^▽^
王都の最後の良心・リオウくんには頑張ってほしいところです。




今回再登場した燕青。
燕青にしろ迅にしろ、登場は次の巻でよかったような‥
と思っちゃったんですけどーあんま目立ってないんですけどー
うん、燕青は言わずもがななんですけど、迅もね、
ぶっちゃけ迅いなくっても今回のお話進んだと思うよマジで!(笑)
古参のキャラたちのエピソード詰め込まれすぎてて新キャラがかつてないほど霞んだ巻でしたね‥
こんくらいなら次巻でかっちょよく登場してほしかったなぁ‥(*´ο`*)=3
まぁ、二人の登場で次巻までの萌えが供給されたのも確かですが。デヘ。




他サイト様の感想を見て思ったのですが。
「青嵐」で最も「容赦ねぇぇぇ!!!」と言われたのは静蘭でしたね!(笑)
静蘭は私からするとかなり妥当な発言しかしてないと思ってるんですけどね。
これが花より男子みたいな学園モノだったら「あんた何様!!??」と思ってたでしょうが、
ぶっちゃけ藍家直系で王の側近で将軍の楸瑛にお小言して許される人ってほぼ居ないし、
居てもノータッチな人たち(三師、大将軍、尚書‥)ばっかだから、
ある意味静蘭て楸瑛に現実見つめさせる貴重な存在だと思います。
実際、誰も働きかけなかったから楸瑛もグズグズしちゃったところもあるし‥
荒療治ですが、

これ国単位の話ですからね。

こんくらい言うでしょう。
むしろこんくらいの覚悟で望まなきゃいけない筈だったんですよ。


ね、楸瑛?

^▽^





んでもって、そんな厳しいお兄ちゃんの弟くん。
劉輝は自業自得ですNE☆
マジで駄目な王様だったら、臣下たちが結束するからある意味ありっちゃありだと思いますけど、
(まず国を纏めなきゃだから国試派と貴族派の争いも何年かは下火になるだろうし‥)
管尚書の言うとおり、
劉輝はダメダメで実績もなかったのに、いきなり側近に花渡して色々物事進めちゃって、
各省の長官や尚書たちのことも省みらずに好き勝手やってるかと思ったら、
今度はその側近たちと内輪もめ起こして、臣下たちをいたずらに不安にさせている‥
って、こう書き出していくと管尚書が「ハァ?」って思うのも道理っつーか。
ただ。
悠舜の「若い」って言葉も本当だと思うんです。
劉輝は、臣下や貴族との関係作りをサボっていたのは事実ですが、必死だったと思います。
ハタチ過ぎの、忘れられていた公子がよくもまぁ性根も曲げずに国を思って働いていると思います。
それが王様の仕事であって当然というなら、尚書たちも王に働きかけるべきだったのでは?
本当に国を思っているなら長官・尚書たちがもっと近づいてやるべきだったんじゃあ‥
といっても、
尚書たちといえども内乱のときはそれこそ自分やまわりを守るだけでも大変だったろうし、
老臣たちが一掃されて自分たちが国の柱となった今現在では、
下手に動いたら官吏の間でバチバチなるから静観するしかなかったのかもしれませんけどね;;
まっこと曲者揃いの重臣たちですけど、
そんな彼らが味方についてくれたら凄い国が出来上がりそうですね!
劉輝も考えるところもあったでしょうし、この調子で他の尚書もこっち来てくれたらなぁ♪




あ、でも不安なのが今回のラスト!


む、迎えにいくとな!!??


さっぱりわからんです!
自分には主上と宰相殿の考えてることがさっぱりわからんとです!
えーと、いいんですかねー??今、王宮から離れて。
帰ってきたら机無くなってたらどうするよ?

「悠舜せんせー、劉輝くんの机がありませーん」
「今日、黎深くんがー、劉輝くんの机を窓から捨ててましたー、いけないと思いまーす」
『謝ってくださーい』

みたいな小学校の帰りの会みたいになってそうで怖いです。
あの子供独特の平坦な敬語イントネーション!(笑)
って、
一人でウケてる場合じゃないですね。ハイ。
いや、本当に大丈夫なんですかね?
身辺が不安定になったので今度は藍家を頼りに行ったって、貴族派との間にまた亀裂が…?
官吏の間では、

側近を取り戻す→藍姓官吏も戻ってくる→ならOKしちゃう?

って図式なんでしょうか??
それとも悠舜さんと邵可さんが手回しして、王宮を離れることを隠すのかな?
そりゃ、ご当主とのガチンコ対決は回避できないんだろうな〜とは思ってましたが‥
グズグズしてる暇なんてないとは思うのですが‥
そんな簡単にほっぽり出しちゃっていいのかなぁ??
ま、意図のよくわかんないことは次巻を読むまで静観てことで!(笑)
でもこの件で笑い飛ばしてた悠舜さんの死亡フラグが‥ドヒャー




それにしても‥今回の「青嵐にゆれる月草」は…

わかりにくいの一言!

京極や御手洗などのミステリのように、主人公と謎解きの立場の人が別人であったら、
そりゃ読者がオチや謎解きを予測出来なくってもそう問題はないのですが‥。
主人公と謎解き人が一緒の場合は、解決の糸口となる手札を読者にも示してもらわないと、
主人公が事件解決しても取り残された感でいっぱいになります‥
読者と同じ目線だった筈なのに、なんでその結果に至ったかがわかんなくって。
前巻みたいにある程度の手札が明かされていて、主人公がいちいちそれを解説してくれると、
オチも「あ〜、なるほど!」とスッキリ納得出来るんですが‥

ってゆか「紅梅」と「緑風」本っっっ当に面白かったんですよ!

秀麗が謎を追っていくところなんてめちゃめちゃワクワクしたし、
オチも気持ちよく呑み込めたし、そのうえであっと驚く意外性もあったし‥
恋愛やファンタジーだけじゃなくって、謎解きを面白く書く力も作者は持っていると思うのですが‥
他の伏線にも引っかかるから、あんまりヒントを出せなかったのかなぁ??
むしろ詰め込むエピソードが多すぎて省略しちゃったのかな;;
なんにしろ今回は本当にスッキリせんかったわー。
特に十三姫との膝詰めでシーンは「はよ言えや!」ってイライラしたし、
「清雅はまだ何か隠してる!」ってところも「いや、知らんし」って感じで‥

「デルフィニア戦記」や「流血女神伝」で育ったので、
恋愛モノよりこーゆー王宮策略モノな展開の方が嬉しいのですが‥
こんなんなら元の路線に戻ってくれた方がまだマシですかもハイ!










こっから先は、


絳攸スキーさんと黎深スキーさんは見ない方がよろしおますー。


毒舌ガッツンガッツン吐き出しますので要注意!














そろそろ
親離れ・子離れせい!





なんスかこの  頭 の 痛 い  親子は…。




まず絳攸は自分の立場や地位を理解したほうがいいと思います。



あんた誰の側近だ。



え、吏部侍郎だから黎深様の?



じゃあ花受け取るなよ。



楸瑛についてはもはやアレなんでとやかく言いませんが、
絳攸も楸瑛と同じで、その場のノリで花受け取ったとしか思えません…
黎深が一番で吏部にこもって王様助けに行かないくらいの覚悟だったなら、
花なんて受け取らなきゃよかったんですよー。
渡されたのも非公式の場だったんだからさ。
王様は側近でも藍楸瑛にしか渡さなかったってまわりに囁かれても、
黎深様一番の絳攸には屁でもなかったでしょうからねー。

もしかして貴族出身じゃない絳攸には、
花の意味や価値がよく理解できないのかなとも思ったのですが、
朝廷でウン年も官吏やってんだからいくらなんでもそりゃないだろーと‥
本当に、なんなんですかねこの子は…。

絳攸にとって「黎深の助けになりたい」っていう思いは、
秀麗の「官吏であること」っていうのと同じで、
とてもとても大事なことなんだと思います。
まわりがどうこう言うなんて、余計なお世話!てやつなんですよね。
大して学もなかった孤児がここまで這い上がってくるのに、
どんなに大変な思いをしたろうな、苦労したろうな、
それもこれも全部養い親への思いがあったから。
立派です。
そんな絳攸は大貴族にも恥じない、本当に立派な青年です。

でももはや絳攸は国にとって『紅黎深の養い子』ってだけの存在じゃないと思います。
高官の間では、いくら状元及第したとはいえ、
『紅黎深の養い子』であることの方が重要だったと思います。
でも、絳攸自身が朝廷で成した実績を評価されて、
今や花を下賜された王の側近なんです。
若くしてその地位に就いた彼は、内乱後の彩雲国の『国の象徴』なんじゃないかと思います。
女官吏である秀麗と同じ、新しい風として。

朝廷の重要な歯車の一つとなった絳攸が、
いつまでも侍郎のまんまで、
黎深の傍を離れないってスタンスを守り続けるのはやっぱり、
なんかまずいんじゃないかなって思います。
っつーか絳攸が侍郎の座を守り続けてたら、
後から出てくる有能な新人たち(珀明とか)の昇進もそこで打ち止めになりそうだから、
やっぱ絳攸さん頑張って!


黎深を助けたい、という気持ちはそのままでいいんです。
ただ、「侍郎として黎深様をずっとお傍で支える」と頑なになる前に、
自分の今の地位や立場をもう少し考えた方がいいんじゃないかと思います。
侍郎じゃなくなっても、黎深を支える方法なんて沢山あるんじゃないでしょうか。
それこそ頭いいんだから、いくらでも思いつくよ!


っつーか、
出世しなきゃいけないような、
上に必要な人間って
言われてるうちが花ですよ。


\( ̄ー ̄;)










んでもって、黎深。





昇o(#-_-)竜( #-)o拳(  )ノ☆





とりあえず、
今の気持ちを端的に表してみました。
顔文字多い感想ですんまっせん。

あんたがそうやって変に庇いだてするからいつまで経っても絳攸はああなんだよ!

あんたは絳攸の母親かいっ!
黎深の自分のことしか考えてないっぷりは大いに萌えるところなんですが、
それが絳攸にまで及ぶと真面目に う ん ざ り するんでやめてほしいッス。

紅家のしがらみ?藍家との確執?
んなもん知ったこっちゃないですよ!
無用な争いやしがらみから我が子を遠ざけたいってのはわかるけど、
「ハタチ過ぎた養い子にうんたら〜」
とかその辺ちゃんとわきまえてるんなら、
何も説明しないで我が子を吏部に籠城させるとかやめようよ!
絳攸は逆らえないってわかってんだからさー‥

自分の身くらい自分で守らせてあげて下さい。
あんたもいつかは朝廷から辞する日が来るんだから、
そろそろ絳攸に独り立ちさせてあげてくらさい。


もうホントどうなんですかねーこのベッタリ親子は‥。
二人になにか深い考えがあるんならいいんですけどねー。




でも絶対謝らないからな!




ノ´ー`)ノ〜〜〜〜《出来心》













最後に。

清雅、グッジョブ!
全国1000万人の絳攸ファンを敵に回した君の犠牲を忘れない!
ここ最近の王都組のアレっぷりやまわりからの痛い評価は、
初期の甘かった設定をここらで修正しとくかーという先生の意図あってのことと思いますが‥


その大役を清雅にせんといてー!


「そんなこと言って、ホントは絳攸のこと気になるんでしょ!な感想見て、



本気で途方に暮れたから…






うん、正直この組み合わせはないなぁって思いました。






こんなドグサレ感想に最後まで付き合ってくださってありがとうございました!
あんまり瘴気に当たると心身ともに悪くなるので、
お早めに地上にお戻り下さいまし‥




彩雲国って、いいよね!






ギャグマンガ日和の某パロってことは秘密だゾ!